(どうでもいい私のこと)
「書くとは裏切る行為である」というアニー・エルノーやジャン・ジュネ、ピエール・ブルドゥーなどの実存についてもう一度、考えてみたいと思う。このままだと何か立派にも文章を書き始めてしまいそうなのだ。でも何かやはり書くということに対して階級離脱(吉本隆明)ということを考えざるを得ない。というよりも、書くことになるとしてもその前に一回それについて考えてから書かなければならないような気がすごくするのだ。
書くということが日常的にあった作家にいつも私は距離を感じ、疎外感を覚える。アニー・エルノー、ジャン・ジュネ、ピエール・ブルドゥーは、同じところから出発したのかなと思えて、それらの作家のことを考えると安心感を感じる。